新型コロナウイルスの国内での感染者数が18日、本社の集計で1万人を超えた。1月中旬に国内での初感染が確認されてから、1千人を超えるまで2カ月かかったが、1千人から1万人に達するまでは1カ月足らずだった。感染者数がこの10日間で倍増するなど、感染の拡大が止まらない。
18日午後11時半現在で、新たに582人の感染が確認され、国内の感染者数は計1万432人になった。クルーズ船の乗客ら723人は含まない。富山県で初の死者が確認されるなど、死者は17人増え、全国の死者は224人になった。
東京都内では新たに181人の感染を確認。69%が感染源が分からず、20~50代が目立つ。都内の感染者は計2975人となり、死者も5人増えて計68人となった。
大阪府でも感染者が88人増えて、計1163人に。新たな感染者のうち41人は、なみはやリハビリテーション病院(大阪市生野区)の医療従事者6人と患者35人。1日あたりの感染者数は、9日の92人に次いで多い。再び感染が拡大している北海道では、新たに38人の感染が確認され、前日に続き最多を更新した。
国内初の感染確認は1月15日で、中国・武漢市から帰国した男性だった。厚生労働省の発表によると、感染者が100人を超えたのは2月22日。1千人を超えたのは1カ月後の3月22日だった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル